ビタミンD

実はビタミンではない、ビタミンD

ビタミンは「正常な生理機能を営む為に必要不可欠であるが、その必要量を体内で作れないので対外から取り入れないといけない有機化合物で、しかも生命に必須な微量化合物。(日本ビタミン学会より)」ということで、身体の中で作られないということなんですが、今回の主役であるビタミンDは日光に当たることで体内で合成されるステロイドホルモンの1種であり、ビタミンではないのでは?と言われています。

「へ〜」って感じかもしれませんが、

ここで大事なのが、ビタミンDは体内で合成されるということです。

ビタミンDの役割

ビタミンDはカルシウムの吸収に関与しており、その欠乏は

  • くる病
  • 骨軟化症
  • 骨粗鬆症

等のような骨に関する病気に繋がることで知られていますが、実際のところそれだけの問題に留まりません。

22,000程度あるヒトの遺伝子のうち、ビタミンDによる影響を受けると言われているのが約3000もあるそうです。免疫機能も多大にその影響下にある為、骨の病気に限らず数多くの病気に関わりがあるのではないかと言われています。

もそれに含まれており、ビタミンDは下記等のメカニズムにより癌の予防に効果があると言われています。

  • 変異細胞(癌の原因となり得る)の破壊の促進
  • 癌細胞の拡散と複製の抑制
  • 細胞の分化(分化しない細胞は癌細胞へと繋がる)の促進
  • 既にある血管から新しい血管が出来ることを抑える。(腫瘍が悪性になるのを抑制する作用)

そして、細菌やウイルスを攻撃する免疫機能に影響を与えることによって、風邪やインフルエンザにもかかりにくくなります。

冬に風邪を引くことが多くなる理由の1つにビタミンD不足が関係しています。

UVA or UVB、D2 or D3?

「なんのこっちゃ」って感じかもしれないですが。。。

日光にあたることでビタミンDが生成されると書きましたが、正確には日光の中の紫外線(UV:Ultra Violate)が皮膚にあたることにより生成されます。さらに細かく書きますと、紫外線はUVAUVBに分けられ、UVBによってビタミンDの生成が行われます。

しかし、

困ったことにUVBは限られた期間の限られた時間にしか、僕たちが浴びる日光に含まれません。これはUVBの波長が短いことにより物質を透過する力が弱いため、大気や雲を透過しにくいことで地表にまで届かないからです。住んでいる地域の緯度、経度によって異なりますが、冬の間や、その他の季節でも太陽が低い位置にある時間帯は僕たちが浴びる日光にUVBが含まれていないようです。

一方UVAはUVBに比べ波長が長いことから、物質を透過する力が強いので、大気や雲を通して地表まで届きます。これがシミや皮膚ガンのリスクを高めると言われており、日光を浴びる上でのデメリットとなっています。

UVBを浴びることによるビタミンDの生成ができない期間中の選択肢が2つ。専用の日焼けベッドを使うか、サプリによる摂取です。多くの人にとって日焼けベッドよりはサプリの方が現実的だと思いますが、1つ注意点を。

ビタミンDの中にD2、D3と種類があり、人間の身体に効率的に利用されるのはD3と言われ、日光にあたることで皮膚で合成されるのもD3です。一方、多くのビタミンDのサプリメントはD3ではなく、D2が使用されていることが多いようなので、サプリメントを購入の際はその点もチェックを。

そしてどれくらい量を摂取しないといけないのかということですが、推奨されている摂取量は一定ではなく、未だにはっきりとした答えはありません。サプリによる摂取量より、血中濃度が重要だとも言われてます。その答えを含めビタミンDに関するリサーチは現在も行われています。

とりあえず現時点では、冬の間はビタミンD3サプリメントを取る(とりあえず用量通り)方がベターなこと。そして、あったかくなったら出来るだけ太陽の高い時間帯に1日に10分でも20分でもいいので、大人も子供も太陽の下に出ましょう!

参考:

http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2008/12/16/my-one-hour-vitamin-d-lecture-to-clear-up-all-your-confusion-on-this-vital-nutrient.aspx

Dはまた必ず嵐を呼ぶ