バスケットボールチーム FMSを用いたケガ予防のためのスクリーニング

先日、高知県追手前高校バスケットボール部に機能的動作スクリーニング(FMS)をしに行ってきました!

FMS(Functional Movement Screen)とは簡単に説明すると、身体の基本的な動作パターンを観察し分析する事で、スポーツにおけるケガのリスクを判定するためのツールで、主にアスリートのケアを行う際にオフィスでも用いています。チームに対してのスクリーニングは今まで行ったことがなく、今回モニターとして追手前高校バスケ部にお邪魔しました。

1、2年生男女計21名を対象に行いました。チームに対してのFMSは初めてだったため、手順の調整が必要だったこともありますが、2年生の男子生徒一人にアシスタントとして手伝ってもらってもやはり一人につき平均10分弱程度は掛かりました。

FMSでは7つの動作に点数を付け、21点満点中13点以下であればハイリスク群ということになりますが、結果としては故障リスクが高かったのは21名中2名ということでした。男女ともに満点近い点数を出した選手も数人いました。バスケは全身運動で、あまり偏った動作を必要とするスポーツではないので、結果は妥当といえるかと思います。

バスケ選手に多いケガとしては足首、膝、腰の故障です。そこで注視すべきなのは股関節の機能が充分に発揮できているかどうかという点になります。トータルのスクリーニングの点数自体は良くても、股関節の関わる動作に問題がある選手に対しては注意が必要です。加えて、スクリーニング後の練習を見学させて頂いた上で気付いたこととして、スクリーニングにおける動作の質は高くても、練習後半でスタミナが切れかかっている時にガクッと動きの質が落ちる選手が見られました。動作の質が高い状態を維持することを、意識させることが重要ですね。

今回、こういった機会を頂けたことでスポーツのケガを訴えてこられる方に対するアプローチの仕方にまだまだ調整の必要性を感じました。

今後もケガに泣く子ども達、選手を減らせるよう、学び続け、活動していこうと思います。

関連記事

  1. 11+ サッカー少年・少女が怪我に泣かない為のプログラム

  2. アスリートの為の 怪我予防法+パフォーマンスUp

  3. 女性アスリート三主徴症候群?

  4. 体幹(コア)トレーニング 正しく理解しましょう

  5. ケガに泣かないための機能的動作スクリーン(FMS)導入

  6. 【高知】膝の痛み 子どもから大人まで

東広島
東広島
08:10 06 Jun 23
アメリカでカイロプラクティック専門の大学を修了し現在高知県で治療して居られます。四国ではアメリカでカイロプ... ラクティック専門の大学を修了院長は一人の様です。read more
伊達祐樹
伊達祐樹
12:45 31 Mar 21
人柄の表れたら優しい施術東京でもカイロを利用しており。出張で高知に来たので初めて利用しましたが。戸建... ての1階を改装したクリニックですが、とても清潔感もありクリーンな医院でした。施術前にカウンセリングを受け、施術開始。整体のように力強くボキッと強制されるようなイメージがありますが、先生は人柄も優しく、歯医者さんのような丁寧で優しい施術でした。自分は偏頭痛持ちでしたが、カイロで頭痛の頻度も減り改善されました。高知出張の際はまた利用したいと思います。read more
徳弘博国
徳弘博国
04:12 05 Mar 20
適切に見立て、根拠に基づいてわかりやすく説明してくださり、丁寧に施術してくれます。
里本裕規
里本裕規
07:57 28 May 19
施術だけでなく、普段の生活指導も包括的に行っていただき、すごく助かっています。かなり状態も良くなってきま... した。read more
楠本あゆみ
楠本あゆみ
06:23 01 Nov 18
首のしんどさと右肩の痛みがあり、カイロプラクティックは初めてで不安はありましたが、とにかく痛みから逃れたい思... いで受診しました。提携の病院で全身のレントゲン撮ってきてから一緒に見ながら状態の説明も詳しくしてくれてからの施術なので安心できました。施術以外にも自宅でのストレッチや日常気を付ける点とか、気になる事も相談するといつも丁寧に説明してくれるので不安も軽減でき有難い存在です。何よりも今は痛みが落ち着いてるのが嬉しいです。今後もご指導よろしくお願いします。read more
See All Reviews
js_loader
最近の記事 おすすめ記事
  1. 登録されている記事はございません。
PAGE TOP