機能的動作スクリーン(FMS)とは
現在痛みや故障のない個人の7つの基本的な動作パターンの分析をする事で、関節可動域の問題や左右非対称性を判別するために、アメリカの理学療法士のグレイ・クックらによって開発されたツールです。
極端な姿勢での動作を行うことで、筋力の弱い部位やバランスに悪さが顕在化します。関節のスタビリティ(安定性)、モビリティ(可動性)の問題を見つけ、それに応じて自分でできるストレッチ、トレーニングのアドバイスや、ケアを行うための分析を行います。
1つの動作につき3点、7つの動作なので計21点満点中13点以下の場合スポーツにおけるケガのリスクが高い群に属するということになり、ケガの予防の為により注意が必要ということになります。
どんな人にオススメか
今現在身体に痛みや故障はないけど、自分の身体が機能的であるのか、ケガをしにくい身体造りの為には何をしたらいいのか気になる方。
FMS自体はあくまでケガのリスクが高いか低いかを判定するスクリーンツールであり、施術・ケアは含みませんが、FMSにより判明した問題点が自身で改善できうるものであった場合の簡単なアドバイスは行います。
現在すでに痛みがある、ケガをしている方に対してはまずその痛みに対するアプローチ(カイロプラクティックケア含む)による改善を試みた後、改めてFMSを行うことをオススメします。
料金・時間
FMS自体は15分程度で終了します、その前後にコンサルやアドバイスの時間が掛かるとしても30分程度みていただければと思います。
料金に関してですが、カイロプラクティックケアを受けて頂く前に行う初回の精密分析(4,000円)でも必要に応じてFMSを行いますが、FMS単体で受けて頂く場合の料金は1,000円になります。
ケガの再発予防にも
一度スポーツでケガをすると、痛みの箇所を庇う事により動作パターンに変化が起こります。短期的には痛みの部位を保護する効果がありますが、その本来非効率的な動作パターンは将来的なケガのリスクに繋がります。ケガが治ったと安心せず、機能的な動作を身につける事でケガを予防することで選手としての寿命を伸ばし、より長く活躍する事ができます。オーツリーカイロは頑張る皆さんがケガに泣かないよう応援してます。