食と関節の関係性

体重を支える荷重関節である膝や股関節、背骨の関節は、その特性上加齢に伴い変形しやすい関節と言えます。
40代を過ぎてくる頃にはレントゲン等で目視できるほどの変形が進んでくる方が珍しくありません。
とはいえ、40代、50代、60代と同じ年齢層でもその度合いに個人差が随分あります。
変形の原因としては体重や運動習慣、喫煙など多くの要因が関係してきますが、それらの総合的な影響が加齢に応じて現れます。今回は食の観点から、どのように関節の健康に影響するかについてのお話です。

骨密度などに影響するミネラルやタンパク質とは別に、重要なものとして抗酸化物質が挙げられます。ファイトケミカルといって、五大栄養素には含まれない微小な栄養素を指し、果物や野菜に豊富に含まれ、体内を酸化させるストレスを低減させる役割を持ちます。慢性的な炎症を低減させることで心臓や血管などの健康を守ることで知られていました。最近では、関節における慢性炎症も変形の原因の一つであり、ファイトケミカルはそれらを低減させることから関節の変形予防に寄与すると言われています。
関節の変形は可動域を低減して動作に影響を与えるだけでなく、神経を圧迫して痛みや痺れの原因になったり、脳への神経伝達が減少することで脳機能の低下にも繋がります。一度変形した関節は残念ながら自然にもとに戻ることはありません。80歳でも20本の歯を維持するのと同様、関節の健康もぜひ大事に保ってあげてください。「体重管理」「正しい姿勢と適度な運動」「健康的な食事」いきなり全部を取り入れるのは抵抗があるかもしれませんが、長い視点でまずはできることから取り組んでいきましょう。

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