現在、臨床のかたわら、カイロプラクティックの取り扱うサブラクセーション(脊椎関節機能不全)と様々な身体不調の関係についての研究を高知大学大学院にて行なっています。
そんな中、改めて当院にいらっしゃっているクライアントさんのプロフィール(年齢、職種、お悩みの問題)などを過去3年半に渡って分析してみました。
3年半でお越しいただいた方は300人。平均年齢は44歳。33歳〜57歳が半数を占めていますが、0歳児から最高齢が86歳までいらっしゃっていました。
初診の検査後に皆さんにお伝えしている背骨の問題箇所の数、つまり適切に動いていない背骨の関
節の数の平均は8.6でした。
あなたの背骨の問題箇所はいくつ?
当院では4以下を正常とみなし、2ヶ月の初期集中ケアでまずは4以下をめざしています。
10を超えると体調として相当辛い方が多い感覚があります。
年齢とも一定関係がありますが、加齢に応じて背骨の問題個所が増えるわけではなく、子ど
もでも多いこともあれば、高齢者でも少ないことも往々にしてあります。
どちらかというと、女性や運動習慣が無い方が多い傾向が見られました。
一概に数だけが問題ではなく、一つ一つの程度も重要です。
しかし、まずは問題箇所を減らすことで身体が持つ本来の働きを回復させることで負担を減らし、
体調がより回復しやすくなるサイクルに入っていただくことを、めざしていただければと思っています。
それをクリアした方は、日々の日常で様々な負担が掛かる中でも、良い状態を維持しましょう。
セルフケアや少しハードなトレーニングを通して、一緒により快適な身体作りをしていきましょう。