もはや国民のほとんどがスマホを使っているのに加え、今後は文部科学省のGIGAスクール構想で児童一人に1台タブレット端末が与えられ、教科書もデジタル化されるようです。デジタル化が加速していく中で、これからの社会を担う子どもたち全員に学びの機会を提供するという思想のもとでそのような流れとなっています。
その流れ自体はもはや止められるものではないですし、当たり前のものとして浸透していくと思われます。しかし、スマホやタブレットの使用が常態化してしまうことによる負の側面もあります。
複数の研究結果を取りまとめたシステマティックレビューと呼ばれるリサーチで、スマホ利用による姿勢の悪化から頸部、肩部の筋疾患が引き起こされている可能性が高いことが示唆されています(1)。これは日々、オーツリーカイロプラクティックにいらっしゃる方の多くに共通している問題でもあり、この姿勢の改善抜きに根本的な問題解消は起こりません。今後のデジタル化の流れに乗るうえで、そういった問題の予防にも目を向けていただくことがとても重要です。