
近年、子どもたちは学校で「マネーリテラシー」について学ぶ機会が増えています。
家庭科などの授業を通して、お金をどのように管理し、自分や家族の生活を守り、将来に向けて資産形成をしていくのか。人生に欠かせない「お金」について、子どものうちから学ぶことはとても大切です。
では、同じくらい人生に大きな影響を与える「健康」についてはどうでしょうか。
学校には保健体育の授業があります。しかし、「なぜ健康であることが大切なのか」「健康を損なうと、生活や将来にどのような影響があるのか」「自分の身体を良い状態に保つために、日頃から何ができるのか」といったことについて、じっくり考える機会は意外と少ないのではないでしょうか。
多くの人は、健康を損なって初めて、その大切さに気づきます。
例えば、もし一生に一台しか車や自転車を買うことができないとしたら、皆さんはどのように扱うでしょうか。
できるだけ故障しないように無茶な使い方を避け、定期的に点検し、良い状態を長く保とうとするのではないでしょうか。
私たちの身体も同じです。むしろ、車や自転車と違ってパーツを簡単に買い替えることはできません。
歯を失えば人工物で補うことができますし、関節が大きく傷めば人工関節という選択肢もあります。現代医療には、失われた機能を補うための素晴らしい技術があります。しかし、それでも「自分自身の歯や関節をできるだけ長く使えること」の価値がなくなるわけではありません。
そう考えると、私たちが生まれたときから持っている身体は、とても大切な「資産」とも言えるのではないでしょうか。
身体を動かすこと、よく食べること、しっかり眠ること。こうした基本的な生活習慣はもちろん大切です。
そのうえで、カイロプラクターとして子どもたちに身につけてもらいたいのは、姿勢や日々の身体の使い方について知り、そして何より、自分自身の身体に関心を持つことです。
自分の身体の変化に気づき、違和感や不調をそのままにせず、必要なときには適切な情報を集めたり、周囲の大人や専門家に相談したりする。
こうした「自分の身体と向き合う力」は、子どもたちがこれから長い人生を歩んでいくうえで、大きな財産になるはずです。
健康の大切さに気づくのは、早いに越したことはありません。
マネーリテラシーと同じように、ぜひ子どものうちからヘルスリテラシーを育み、「自分の身体を大切にする力」を身につけていきたいですね。



















