ストレートネックを原因とする椎骨動脈の血流不全

めまい、視覚の違和感、思考力の低下等々、様々な神経症状を訴える方がオーツリーカイロいらっしゃりますが、それらの多くが頚椎のサブラクセーション(脊椎関節機能不全)を呈しています。

頚椎は胸椎以下のその他の脊椎の関節と比較して、眼球運動やバランス感覚を担う神経システムとより直接的な繋がりがあります。

そのため、頚椎の問題は神経的な不調に繋がりやすいという傾向がありますが、もう一つ、頚椎と脳機能の繋がりを示すメカニズムとして、脳幹や小脳、大脳の後頭葉等へ血液を送る椎骨動脈が頚椎のカーブに影響を与えていることがあります。

2016年に発表された研究によると、ストレートネックのグループ(30人)と正常な前弯を保つコントロールグループ(30人)を比較したした結果、動脈の内径、流量、収縮期最大血流速度が、ストレートネックのグループがそれぞれ7%、15%、9%低かったとのことです。(1)

正常な頚椎前弯と椎骨動脈 Bulut MD.2016
ストレートネックと椎骨動脈 Bulut MD.2016

脳の神経細胞は酸欠に対して非常に脆弱なことから、15%の血流量の低下の影響は決して小さくはないと思います。

ストレートネックの原因としてもっとも大きいことがスマホ利用などによる長時間の頸椎の前屈姿勢です。

まずは普段から正しい姿勢を意識し、ストレートネックを予防しましょう。

参照:

Bulut MD, Alpayci M, Şenköy E, et al. Decreased Vertebral Artery Hemodynamics in Patients with Loss of Cervical Lordosis. Med Sci Monit. 2016;22:495-500. Published 2016 Feb 15. doi:10.12659/msm.897500

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