カイロプラクティックという看板を掲げていても実際のやり方は多種多様。流派、手技、テクニック、またはシステムはメジャーなものでも10種類程度、細かく派生したものを数えるとキリがありません。

そんな中、何を持ってカイロプラクティックなのかと言うと、

主に手技を用いてサブラクセーションコンプレックス(脊椎関節機能不全)を取り除くことに尽きます。

背骨と一言で言っても、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個と計24個の椎骨からなっており、それぞれが椎間関節×2、椎間板といった関節で繋がっています。加えて、頭蓋骨の一部である後頭骨や土台である仙骨、骨盤、その他肋骨等と繋がっています。

それら100を超える関節が体の動きに応じて適切に動き、動作に対して適宜脳へのフィードバックを送っていることにより、一々意識することなく日常生活での身体の動きやスポーツでの活動を可能にし、さらには脳を活性化する役割を担っています。

しかし、その脊椎関節も様々な原因で機能不全を起こします。すると、痛みや違和感といった症状だけでなく、脳機能の低下、運動機能の低下に繋がります。

原因として挙げられる最も初期のものとしてはお母さんの胎内での姿勢や、出産時の負担があります。その後、日常生活での姿勢や体の使い方といった細かい、しかし蓄積されていく負担や、スポーツでの怪我や事故といった大きなダメージから脊椎関節機能不全は起こります。

そのサブラクセーション、よくぼくは”背骨の虫歯”に例えます。(実際の状態としては歯周病の方が近いかもしれません)

症状に気づかず、放置をしておくと、数年後、数十年後には取り返しのつかない状態にまで進行しているからです。よく歯医者さんに行った時に見かける虫歯の進行を説明している図があるかと思いますが、視覚的にわかりやすくする為に、その背骨バージョンを下に用意しました(頸部だけですが)。

一番左は正常な頚椎です。キレイに前弯を描き、椎骨の形状、椎間板の状態ともに問題ありません。

しかし、左から2番目の方はいかがでしょう。正常なものと比較した時、弧の向きが逆になっているのがわかります。このような変化は構造の弱体化に繋がり、骨、椎間板、靭帯への負担が増えます。

それが10年、20年放置された40代頃に第二段階として椎間板はすり減り、骨の変形が始まります。

60代〜70代を過ぎると第三段階として関節は潰れ、可動性が消失します。完全に消失してしまうと、それが元に戻ることはありません。この第三段階の状態、60代以上の方によく見受けれらますが、病院では「加齢のせい」で済まされます。しかし、ぼくからすると、それは60代以上になって、歯が抜けてくると「あ〜、加齢のせいですね!」って言われるようなものです。

歯も背骨の状態も健康な状態を保てるかどうかは若い時からのケア次第です。

これから人生100年時代を迎えるにあたって、人生後半を快適に、そして充実したものにするために

背骨の問題の早期発見、早期解決をオススメします。