高校バスケ部女子
上前腸骨棘部の痛みを訴え来院

体育の持久走中に上前腸骨棘部での痛みを発症、当初の痛みから1ヶ月掛けて自然と痛みが40%程度改善したものの、そこから更に1ヶ月経ってほとんど改善がみられなかった為来院。初診時ではクラス移動での歩行を困難に感じる程の痛み。整形外科では診断名は付かずストレッチ指導のみとのこと。

問診では、1年以上前に左足首を捻挫して以来、膝の屈伸運動が出来なかったとのこと(下写真左の状態)で、そちらとの関連も頭に入れつつ全身の検査を行いました。

カイロプラクティック検査では上部頸椎、胸椎3〜5番、腰椎5番に問題が見つかり、本人からの報告通り左足首の可動不全や体幹機能の問題も見られました。上前腸骨棘部には腫れは見られたものの事前に整形外科で撮られたMRIでも異常は見られなかったとのことから、足首や背骨の機能不全の代償による症状と判断しました。

バスケの練習はもちろん、学校の授業でも上前腸骨棘部に不可の掛かる活動は制限して頂いた上で、背骨と四肢へのアジャストと並行して、機能的な身体の使い方を覚える為のトレーニング指導を行いました。

週1回のケアを4回、1ヶ月では主訴の改善はあまり見られなかったものの、足首や脊椎関節の機能改善が見られました。

それから少しずつ主訴の改善も報告されつつ、初診から2ヶ月(計8回のケア)後、クラス移動時にはほとんど痛みを感じない程度に改善。

膝の最大屈曲の比較:左は初診時、右は2ヶ月後アジャスト前の屈伸動作再検査時

初診から4ヶ月経った現在はバスケットボール部の練習にも少しずつ復帰し、練習によっては痛みや違和感が出るとのことですが、背骨と足首の状態は比較的安定している為、セルフケアとお家でできるトレーニングを中心に月に1回程度の頻度でお越しいただいています。

足首、脊椎関節の機能不全に起因するダメージの蓄積から発症したと考えられる今回のケース、今後も油断せず元通り以上の状態を目指しましょう!