お困りの問題:
・めまい…20年ほど前に発症。この2ヶ月前から悪化。動作に伴いぐるぐる、ふわふわする感覚。
・首の痛み…20年ほど前に発症。常にしんどさはあり、仕事で負担が掛かると悪化。
・頭痛…20年ほど前に発症。首の痛みや天気が悪くなると悪化。ぐわんぐわんする感じ
来院期間:2ヶ月 9回
所見と経過:
初回の検査では、脊椎関節機能不全が頚椎から腰椎まで満遍なく10箇所。初回からアジャストメントと姿勢、トレーニング指導を行いました。最初の2週間は週に2回の頻度でお越しいただきました。その後週に1回の頻度で2ヶ月で計9回の来院となりました。
2回目の時点でめまいの軽減等の報告がありましたが、改めて9回目に行った検査では、脊椎関節機能不全は4箇所に軽減されていました。その際のヒアリングでは、20年来のめまいや頭痛、首の痛みはほぼ0近くまで解消しているとのご報告をいただきました。関節の可動域も下写真のように頚椎、胸椎の可動域の改善が確認されました。
考察:
初回時には上部頚椎、胸椎、腰椎、仙骨とまんべんなく問題がありましたが、とりわけ上部頚椎のサブラクセーションが症状の原因になっていたのではないかと思います。これまでもこのようなケースは多くありましたが、上部頚椎の問題の解消は脳幹や小脳、後頭葉の担う機能改善に繋がることが多いように思います。
現在では脊椎関節は正常な幅まで改善しているものの、仕事の業務がずっと下を向きっぱなしであるといった事情があるので、今後も姿勢やセルフケアもしっかり意識、実践していただければと思います。