以前からの不良姿勢に加えて授乳中の無理な姿勢による3ヶ月続く首から背中の痛みにお悩みで来院。
来院期間:2ヶ月(7回)
所見と経過:
初回検査では背骨全体にまんべんなく計10箇所の脊椎関節機能不全を確認。
背骨の両側にある姿勢を立てる役割の脊柱起立筋全体および、肩甲挙筋、菱形筋、斜角筋と背中全体から首の筋肉の緊張により主訴に繋がっているものと考えます。
アジャスト(施術)と併せて、姿勢改善、筋肉のバランス改善のための運動指導を行いました。
7回目来院時の再検査では、長時間の丸まり姿勢が続いた後以外は症状は落ち着いているとのことで、脊椎関節機能不全は4箇所に減少、筋肉の緊張も全体的に緩和していました。
それに伴って下の写真のように、首周りの可動域だけでなく、腰の回旋や身体全体の動きの改善が確認されました。
所感:
産後はただでさえ妊娠期間の運動量低下により筋肉が落ちている状態で、授乳姿勢による偏った負担で首や肩を痛める方は多いです。ホルモンバランスの関係で靭帯などが緩んでいるため、この時期の不良姿勢や不調はその後引きずることも珍しくありません。現在は一旦状態は落ち着いておりますので、引き続きセルフケア等も継続して母子共に健康で快適に過ごしていただければと思います。