頚椎原性頭痛とは簡単に言うと、首の問題が原因で起こる頭痛です。

首の動作や症状(痛み、ダルさ)に伴って悪化するのが特徴で、一日中座りっぱなしの生活、最近ではスマホの普及も伴い増加している現代病の一つと言えます。

頭痛の原因は様々ですが、頚椎原性ではない場合でも頚椎の問題により悪化しているケースも珍しくありません。

今年の7月にカイロプラクティックケアによる頚椎原性頭痛への有効性を調査したノルウェーにある大学病院で行われた研究が発表されましたので、以下に研究内容をまとめます。

研究対象は18歳から70歳、神経医から頚椎原性頭痛国際研究会によるガイドラインに基づいて頚椎原性頭痛と診断された19人。

これらの参加者を以下の3つのグループに割り振りました。

・カイロプラクティックケア(ガンステッドシステム)を受けるグループ
・プラシーボグループ(肩甲骨側面または臀部に対する擬似的な手技)
・コントロールグループ(手技は受けず薬での対症療法での管理を続ける)

研究は治療開始前の1ヶ月観察期間後、3ヶ月12回の治療セッション直後、治療セッション終了後3、6、12ヶ月時点での経過観察を記録していいます。

その都度、頭痛の「頻度」「継続時間」「程度」を記録しました。

チェック項目に関する被験者の評価の推移のグラフはリンクより

治療セッション終了後からフォローアップの1年間における頭痛の「頻度」「継続時間」「程度」の全て、とりわけ頭痛の「頻度」においてカイロプラクティックケアを受けたグループで改善(痛みの頻度50%近く減少)が確認されました。

今回ようやく頚椎原性頭痛に対するカイロプラクティックケアの有効性を調査する3グループに分けてのランダム化比較研究が行われました。調査方法に関しては十分しっかりとしたものだと思いますが、いかんせん規模が小さいことから(カイロプラクティックの手技によって行うという性質上難しいですが。。。)今後さらに大規模な研究を期待ですね。

ぼく自身日々の臨床経験の中で多くの改善例を目の当たりにしているので、特段研究結果に対する驚きはありませんが、日々行なっていることの裏打ちをしてくれるリサーチが増えていることは喜ばしいことです。

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