基本的には同じようなものだと思っていただいてもかまいません。
というのも日本において、整体もカイロプラクティックも法規制がないことから基本的に何をやってもオールオッケーなのが現状です(もちろんそれでケガをさせたら罰せられますが)。
柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ師などは専門学校等で3年間の教育を受け国家試験をパスした人でないとそう名乗ることはできません。
しかし、日本にはそういった資格なく、他人への身体のケアを行っている人がいて、その総称が整体師と呼ばれているものになります。
その中には日本古来のもの、中国医療発祥のもの、個人が独自に編み出したものなど、多種多様なものがあります。WHO(世界保健機関)が教育基準(CCE:カイロプラクティック教育評議会の基準に則った4200時間以上の教育)を定めているカイロプラクティックも、日本においてはこのカテゴリーに入ってしまいます。
何の教育を受けていない人でも名乗ることができる、無資格療法の総称「整体」においてその技術レベル、内容の質は玉石混合です。一方で、「アメリカにおけるカイロプラクティック」は6年間の大学教育修了後、国家試験、州試験に合格して初めてカイロプラクターを名乗ることができます。教育の量が直接腕の良し悪しと比例する訳ではありませんが、基礎医学の知識無く、人の身体を触ることのリスクを考えれば技術だけでなく、相応の専門知識も必要だと考えます。
整体にせよ、カイロプラクティックにせよ、教育レベル、評判、実際に会ってからの説明の妥当性、数回受けて治療が自分に合いそうかといったことを基準に選ぶ事をオススメします。