中耳炎

中耳炎・・・・

僕自身幼い頃、何度も地元の耳鼻科の先生にはお世話になりましたし、実際多くの方が子供の頃には経験をしているのではないでしょうか。
ある統計によると10歳になるまでに90%の子供が一度は経験しているとのことです。

中耳炎になったら、基本的には耳鼻科に行って、抗生物質を投与したり、鼓膜を切開したりといった治療を受けるといったことが多いのではないでしょうか。僕も中耳炎になった時何回かぶっすりやられたので、虫歯になったことのない僕にとっての恐怖の対象は当時歯医者さんではなく、耳鼻科でした(耳鼻科の先生とは仲良くなってましたが)。
そういった治療法が当たり前過ぎて、他にどんな選択肢があるのか気にしたことがない人が大多数だと思います。

しかし、ここで声を大にして言いましょう。

「選択肢はありまぁす!」(意味深)と、

いや、ホントに。

どの選択肢を選ぶかは最終的に親御さんに委ねられますが、まずは選択肢があるということを知ってもらいたくて、今回この記事を書きます。

では、まず中耳炎とはどういったものなのか説明します。
これは文字通り中耳と呼ばれる部分で炎症が起きている状態のことです。

耳の構造

炎症が起こる原因は細菌だったり、ウイルスだったり。これらが耳管と呼ばれる管を通って咽頭(鼻の奥の部分)から中耳に行きつくことで炎症を起こし、強い痛みを出します。風邪に続いて、耳の奥が赤くなり、痛みが出る、場合によっては膿も出ている状態、一般的にこのタイプのものは「急性中耳炎」と呼ばれるものになります。

もう1つのタイプは「滲出性中耳炎」と呼ばれ、痛みは基本的にはないんですが、中耳に滲出液が溜まっている状態で音が聞こえにくい状態になっていることが多いです。これも自然に治ることが多いですが、急性のものに比べれば時間がかかることもあり、その間の聴力が低下した状態での生活のリスクを考え、鼓膜にチューブを通したり、鼓膜を切開することがあります。

しかし!!

確かにいくつものリサーチにおいて短期間でのそれらの治療のメリットは認められています。ただし、長期的な目で見た場合、手術をした子供と、自然に時間を掛けて治るのを待った子供の言語、認識、学力の発達に違いは見つからなかったことも指摘されています。そして、手術のリスクとして中耳組織の石灰化などによる聴力の低下などに繋がる可能性も示唆されています。

中耳炎に対する抗生物質の使用

アメリカにおいては子供に対する抗生物質の使用量は中耳炎に対するものがトップに来ています。American Academy of Pediatrics (米国小児科学会) は48時間〜72時間は抗生物質を使わず、自然に回復させることを奨めています。その後快復の様子が認められない場合は抗生物質の使用も選択肢として認めています。これは、中耳炎の多くはウイルスにより起こるので抗生物質は効果がないということ(抗生物質は細菌には効果がありますが、ウイルスに対しての効果はありません)と、Centers for Disease Control(アメリカ疾病予防管理センター)によると、

“Ear infections will often get better on their own without antibiotic treatment… Taking antibiotics when they are not needed can be harmful, and may lead to unwanted side effects like diarrhea, rashes, nausea, and stomach pain. More severe side effects may rarely occur; these include life-threatening allergic reactions, kidney toxicity, and severe skin reactions. Each time you or your child takes an antibiotic, the bacteria that normally live in your body (on the skin, in the intestine, in the mouth and nose, etc.) are more likely to become resistant to antibiotics.”

訳.)多くの場合、耳感染症(中耳炎など)は抗生物質を使わなくても、自然に治るものである。必要でない抗生物質の使用は有害であり、時には望まぬ副作用(下痢、皮膚疾患、吐き気、胃痛等)に繋がる。まれにさらにひどいものとして、命に関わるアレルギー反応や腎臓の問題や重い皮膚の反応に発展することもある。あなたやあなたの子供が抗生物質を摂取する度に、あなたの身体(皮膚、胃腸、口、鼻等)に常駐している細菌は抵抗力を強くしていく傾向にある。

上記の事もあり、多くのケースでは抗生物質を使わなくても48時間〜72時間の内に快復するということから、まずは様子を見て自然に治すことが望ましいとのことです。(※CDCは3ヶ月未満の赤ちゃんに関してはすぐに専門医に見せることを推奨しています。)

中耳炎 予防法

下記の参考サイトの筆者、Dr.Mercolaによると、特に慢性の中耳炎の場合は原因としてアレルギーによるものがあげられています。多くのケースで改善をみせているのが

  • 砂糖(ソーダ類やフルーツジュース含む)を食事から取り除く
  • 乳製品を取り除く
  • 穀物(グルテンを含むもの)を取り除く

※これらは中耳炎に限らず、子供たちにとって様々な健康に関する問題を引き起こす原因と言われています。

ちなみに乳幼児は少なくとも6ヶ月まで母乳を与えられることにより、中耳炎のリスクが下がると言われています。これは母乳に含まれるお母さんからの免疫グロブリンの効果によるもと考えられます。

その他注意すべき点として

  • 副流煙を避ける(中耳炎云々関係なしに子供の近くでの喫煙はNGです)
  • 哺乳瓶による授乳の場合は赤ん坊を寝た状態ではなく、出来るだけ頭が垂直な状態で与える。

などがあります。

中耳炎 Natural remedy(自然療法)

最後にオブションとして、中耳炎に対してこういった自然な療法があるということだけご紹介します。

  • ガーリックオイル (新鮮なニンニクを潰し、オリーブオイルに漬け込んだもの数滴外耳道に垂らす、痛みを軽減する効果があるそうです)※鼓膜に穴が空いてない状態に限る
  • ココナッツオイル (同じく外耳道に数滴垂らす)細菌やウイルスに対して効果があるそうです。これに関しては中耳の問題に対して外耳に垂らすことによる効果は正直疑問ですが。
  • カイロプラクティック (カイロプラクティックのアジャストメントにより耳管が広がり、菌が中耳から抜けやすい状態になるのではないかと言われています)

長くなりましたが、以上で中耳炎に関する記事とさせていただきます。
こういった情報もあるということを知った上で更に情報を集め、子供達にとって何がベストかを判断して頂けたらと思います。特に従来の治療法を受けながら、なかなか中耳炎が治らないお子様がいらっしゃるなら一度試してみてはいかがでしょう。

参考:

http://www.cdc.gov/getsmart/antibiotic-use/URI/ear-infection.html
http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2014/01/29/ear-infection.aspx