ハイハイ

小さなお子さんを持つ親御さんにとって、日々の子どもの成長を目にすることはとても嬉しく楽しいものだと思います。「言葉を発する」「ハイハイする」「立っちする」等々、それら成長のポイントとなるものをマイルストーン(Milestone)と呼び親御さんとしては子どもがそれぞれのマイルストーンに早く到達することを望み、その到達が他の子どもと比べて遅くなれば不安に感じると思います。しかし、子どもの成長のスピードには個人差があり、早い子どもも遅い子どももいますが、単に早ければ良い訳ではありません。今回は「立っち」するのが遅くて心配されてる親御さんに「ハイハイ」をする時間が大切な5つの理由についてご説明します。

「ハイハイ」が大切な5つの理由

  1. ハイハイによる左右非対称の動作が、背骨を支える細かい筋肉の発達を促します。背骨のS字カーブの発達に必要な過程です。僕はカイロプラクターなので、特にここ強調したいです。ハイハイ 背骨
  2. 歩いたり、走ったり、話したり、ダンスしたり。。。etc これらの活動は右脳と左脳がお互いに上手にコミュニケーションを取ることで可能になります。ハイハイはその為に必要な神経回路を発達させるためにとても重要なステップです。
    右脳 左脳
  3. ハイハイすることによって バランスや動作の協調性をコントロールする小脳の発達を促すことは、いわゆる運動神経の向上に繋がるのはもちろん、思考等を司る前頭葉や他の脳の部位への刺激となり、発達に繋がります。
    小脳
  4. フローリング、カーペット、畳等、色んな種類の表面を掌を通して感じることは、字を書いたり楽器を演奏したりする時の手の器用さを身につける基礎となります。
    触覚
  5. 距離感や物の大きさを把握する事に関わる視覚の発達を促します。自分とおもちゃとの距離、自分とお母さんとの距離を認識し、ハイハイして実際に辿り着くことを繰り返す事で感覚を掴みます。将来的にスポーツをする時、例えば、自分とボール、ボールとゴールの距離等を把握する能力の基礎となります。
    ball catch

これらの理由から「ハイハイ」が子どもの成長・発達にとってどのような意味があるのかご理解いただければ中々「立っち」しないお子さんに対しても見方が変わるのではないかと思います。巷にはベビーウォーカーなるものがあるようですが、まだ十分準備のできていない赤ちゃんにトレーニングと称し、自然な発達を促す機会を奪うようなものにお金を払うことはナンセンスです。短期的なことを考えて判断するのではなく、子どもの将来のこと、長期的に考え賢く選択しましょう。

参考: http://blog.pathwaystofamilywellness.org/pathways/crawling-a-necessary-step-before-walking/#sthash.81KwUWjj.mfkTYRfE.dpbs